◆結核とは
 結核は過去の病気と考えられがちですが,日本は欧米先進国と比べてまだ患者が多く,2017年では高齢者を中心として約1万7千人が発病し,約2千3百人が死亡しています。小児の結核は,家族など周りの大人からうつることが少なくありません。結核の発病初期の症状はかぜに似ており,気づきにくい場合があります。さらに乳幼児では結核に対する抵抗力が弱く,重症化して結核性髄膜炎や粟粒結核になりやすいため注意が必要です。しかし,日本における小児の結核は,米国(一部の人にのみBCGワクチン接種が行われている)よりも少なく,これはワクチンの効果によるものと考えられています。
出典:よぼうせっしゅのはなし(2019)
   日本ワクチン産業協会

【対象】
生後3か月から1歳未満(1歳の誕生日の前日まで)

【接種回数】
1回

【通知】
生後3か月になる月の前月末に発送します。