◆小児肺炎球菌感染症とは
 肺炎球菌がひきおこす主な感染症は,細菌性髄膜炎,菌血症,肺炎などの重い全身性の感染症や中耳炎,副鼻腔炎などの気道感染症があります。特に,肺炎球菌による子どもの細菌性髄膜炎は,初期症状がかぜに似ているため判別が難しいだけでなく,後遺症を残しやすく,死亡例も多いことが知られています。細菌性髄膜炎にかかる子どもの半分以上は0歳児であり,生後6か月を過ぎると発症が増え,5歳ごろまでリスクがあります。
出典:よぼうせっしゅのはなし(2019)
   日本ワクチン産業協会

【対象】
生後2か月から5歳未満(5歳の誕生日の前日まで)

【接種回数及び間隔】
初回接種の開始時期により接種回数は変わります。

〈接種開始:2か月~6か月〉
⇒4回(初回接種3回+追加接種1回)
初回接種:2歳(標準的には1歳)の誕生日の前日までに27日以上の間隔を空けて3回接種
追加接種:3回目から60日以上の間隔を空けた後、1歳以降に1回接種
※1歳を超えて2回目の接種を行った場合は、3回目の接種は行わず、追加接種を行います。

〈接種開始:7か月~11か月〉
⇒3回(初回接種2回+追加接種1回)
初回接種:2歳(標準的には1歳)の誕生日の前日までに27日以上の間隔を空けて2回接種
追加接種:2回目から60日以上の間隔を空けた後、1歳以降に1回接種

〈接種開始:1歳~2歳11か月〉
⇒2回(初回接種2回)
60日以上の間隔を空けて2回接種

〈接種開始:2歳~4歳11か月〉
⇒1回(追加接種1回のみ)

【通知】
生後2か月になる月の前月末に発送します。