◆結核とは
 結核は過去の病気と考えられがちですが,日本は欧米先進国と比べてまだ患者が多く,2022年には高齢者を中心として約1万人が発病し,約1,700人が死亡しています。
一方で、日本の小児結核の患者数は年間50人程度と、結核が少ない米国(一部の方にのみBCG ワクチン接種が行われている)よりも少なくなっています。これはBCGワクチン接種の効果によるものと考えられています。小児の結核は、家族など周りの大人からうつることが多く、症状も乏しく気づきにくい場合があります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱く,重症化して結核性髄膜炎や粟粒結核になりやすいためワクチンで重症化を予防することが重要です。予期せぬ感染による結核の発病を防ぐため、BCG ワクチン接種を早めに受けましょう。

出典:よぼうせっしゅのはなし(2024)
   一般社団法人日本ワクチン産業協会

【対象】
生後3か月から1歳未満(1歳の誕生日の前日まで)

【接種回数】
1回

【通知】
生後3か月になる月の前月末に発送します。